最近、お客様から立て続けに3件、このようなご質問をいただきました。
「WordPressで作ったホームぺージから
迷惑メールがたくさん届くのですが、
なんとかならないでしょうか?」
お問い合わせフォームから送られる迷惑メールには2種類あって、
1つ目は、手動で送られているメール(営業メールなど)、
2つ目は、不特定多数の人に機械的にランダムに送られているメールです。
1つ目の場合は、迷惑メールを送っている本人に「止めてください」と伝えるしかないです。
今回のご相談は、2つ目に当てはまる迷惑メールのようでした。
海外からと思われる英語の迷惑メールが毎日大量に送られてくるというものです。
きっと、誰かが作ったプログラムが、自動的にWordPress内の問い合わせページを収集し、機械的にメールを送っているんですね。
幸いなことにと言っては変ですが、こちらは対策が可能です。
こういう場合は、機械的にメールが送られないように、メールを送る前に、人間でないとクリアできないような何らかのアクションを入れると良いのです。
WordPressからの迷惑メールを減らす方法
以下に、3つのスパムメール対策をご紹介します。
WordPressの場合は、お問い合わせフォームシステムは「ContactForm7」というプラグインをお使いの方が多いと思いますので、それを前提に書きますね。
1.フォームに1つチェックボックスを追加
フォームに追加したチェックボックスにチェックを入れないとメール送信ができなくなる仕組みにすることができます。
参考URL(公式URL)
https://contactform7.com/ja/acceptance-checkbox/
ただ、こちらの方法を試してみたお客様は、それでも迷惑メールが届いてしまったという事でしたので、迷惑メールを防ぐ力はあまり強くないかもしれません。
2.Akismetを導入する
スパムメールを自動的にフィルタリングして、送信できないようにしてくれるプラグインです。
しかし、フィルタリングが強力なので、スパムではないメールを送信拒否することもあるそうなので、あまりお勧めではありません。
https://contactform7.com/ja/spam-filtering-with-akismet/
3.Google提供のreCAPTCHAを使う
reCAPTCHAには3種類あるのですが、皆さんが見慣れているのは、
「私はロボットではありません というチェックボックスをクリックする」
下の画像のタイプだと思います。これは、reCAPTCHA(v2)です。
reCAPTCHA(v2)の入れ方(公式URL)
https://contactform7.com/ja/recaptcha-v2/
reCAPTCHA(v2)からさらに進化した、reCAPTCHA(v3)もあります。
これは、チェックボックスにチェックしなくてもOKです。
閲覧者の動向から、「この人は怪しい」「この人は問題ない」と自動的に判別するという仕組みです。閲覧者からは何も見えないので、わずらわしい思いをさせなくて済むのがメリットです。
reCAPTCHA(v3)の導入後、1日100件近く来ていた迷惑メールがピタリと止まったとご連絡をくださったお客様もいました。
私はこちらの方法をお勧めしています。
reCAPTCHA(v3)の入れ方(公式URL)
https://contactform7.com/ja/recaptcha/
実際の作業は専門家に任せたほうがいいかもしれません
ちょっと技術的な作業が必要なので、ある程度WordPressやHTMLについてわかっていないと難しいかもしれません。
ただ、誰かに依頼するにしても、ご本人がいくつかの方法があることを知っていて、その中からこの解決策を選ぶと言えるのは大事だと思います。
なのでご紹介させていただきましたが、失敗してホームページが変なことになると良くないので、できればお近くの専門家にご依頼いただくことをお勧めします。
もちろん私も対応可能ですので、ホームページからの迷惑メールにうんざりしている場合はお気軽にご相談ください。
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