2020年度の中小企業診断士試験に合格しました!
2020年3月に帰国して、1次試験が7月、2次試験が10月と、かなりヘビーな日々でしたが、努力が報われてとてもうれしいです。
勉強を始めたきっかけ
3年前、夫の海外赴任に帯同することが決まりました。
もちろん、仕事は継続するつもりでしたので、「アメリカに行きますが、仕事は継続します。」とお客様にご報告しました。
そうしたら、あるお客様(中小企業診断士の日野さん)に「中小企業診断士の勉強をしたら?」とアドバイスをいただきました。
「なるほど~、それはアリだな」と思いまして、アメリカに通信講座を取り寄せて勉強を始めました。
より深くヒアリングするための、経営の勉強として
私の仕事は、お客様の商品やサービスがWEBで売れるようにすることです。実際の業務としては、お客様のホームページを企画して実際に作ったり、SEOをしたり、WEB広告を出したり、ビジネスモデルの相談にのったりしています。
ホームページ制作の際は、お客様の会社についてヒアリングし、提案します。この「ヒアリング」をもっと上手にできるように、中小企業診断士の勉強をするのは良いと思いました。
ヒアリングの際、私がよく思い浮かべるイメージは「パズル」です。
お客様の会社の中に「会社の方向性」「ビジネスモデル」「ターゲット設定」などを表すパズルのピースがバラバラに散らばっています。ピースは無数にあって、その中からホームページの制作に必要なピースを見つけてパズルの絵を完成させていくというイメージです。
もしも私が、経営についての体系的な理解ができれば、社内にどのようなパズルのピースがどのくらいあるのかをイメージできます。そうなれば、その中の一部であるホームページ制作に必要なピースを、もっとうまく見つけられるだろうと思ったのです。
また、私は「ホームページの制作業者」というよりも「WEB戦略を一緒に考え、実行するパートナー」として頼りにしてもらいたいと考えています。そのためには、ホームページという一部分だけでなく会社全体の仕組みや理論も理解していたほうがいいですよね。
中小企業診断士の試験科目
一次試験の科目
一次試験では、以下の7科目について広く勉強します。
- 「経済学・経済政策」
- 「財務・会計」
- 「企業経営理論」
- 「運営管理」
- 「経営法務」
- 「経営情報システム」
- 「中小企業経営・政策」
二次試験の科目
二次試験は、以下の科目についての筆記試験です。
- 組織・人事(事例Ⅰ)
- マーケティング・流通(事例Ⅱ)
- 生産・技術(事例Ⅲ)
- 財務・会計(事例Ⅳ)
実務補習(三次試験のようなもの)
2月、3月に、実際の企業に診断業務(コンサルティング)をする、「実務補習」というものがありました。
試験に合格した人たち5~6人でチームを組んで、力を合わせて取り組むものです。私は2月、3月に合計3社の診断業務を行いました。
いままでずっと一人で仕事をしていましたので、「チームで何かをする」ことをとても楽しかったです。また、特定の企業の状況を見て、私以外の人はどんな分析をするのかをみるのもとても勉強になりした。
「コンサルティングの作法」のようなものも知ることができました。今まで自己流で行っていたことと突き合わせて、良いと思うところは、どんどん取り入れていきたいと思います。
ということで、今後は中小企業診断士としての知見も活用し、お客様のWEB活用のお手伝いをさせていただきたいと思っています。今後の私にもご期待いただけますと嬉しいです。
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