アイプレス

中小企業・士業・医療機関向けのホームページ制作

社長さんに知ってほしい、売上げにつながるIT活用I-press Blog

WordPressのHPをリニューアルする際の注意点(失敗談も)

最近、立て続けに何件も、WordPressでHPをリニューアルする案件をご依頼いただきました。
WordPressのお仕事は、デザインや中身の制作だけでなく、サーバの技術的な部分などにも気を使います。

今回、いろいろなパターンで何件も短い期間に集中してこなしたので、「WordPressのリニューアルマスター」になれたかもしれません。

今回の記事では、WordPressで作ったHPをリニューアルする際に確認すべき「技術的な部分」についてご紹介します。

WordPressとは?

WordPressは、管理画面上でページを追加したり、ページの内容を書きかえたりができるシステムです。
書きかえが簡単な反面、セキュリティや技術的なトラブルもたびたび発生します。ある程度知識がないとちょっと心配です。
SEOのしやすさや成果の出やすさについては、100点満点中30~85点くらいです。(作り方により大幅に違います)

WordPressのリニューアル時の技術的なチェックポイント

WordPressで作ったサイトをリニューアルする際に私が確認する「技術的なチェックポイント」についてご紹介します。

1.最新のWordPressをインストールできる環境か?

最新のWordPressをインストールできる、最低限のサーバ環境というものがあります。
それに対応しているかどうかを確認します。

→できる場合

2の確認に進みます。

→できない場合

サーバを移転します。
あるお客様のサーバは、PHPのバージョンが古く、最新のWordPressをインストールできませんでした。
こちらのお客様は、サーバの引っ越しをすることになりました。

2.サーバにWordPressを簡単にインストールできるか?

今のメジャーなサーバは、管理画面からワンクリックでWordPressを希望の場所にインストールすることができます。
5年ほど前まではインストールは大変面倒でしたがいい時代になりました^^
しかし、こういった機能がついていないサーバもまだ存在します。

→できる場合

わ~い!と喜びつつ、ワンクリックでインストールします。

→できない場合

やり方は複数あると思いますが、以前やったやり方は、

  1. phpmyadminをサーバにインストールする
  2. データベースを作成する
  3. サーバにWordPressのデータを直接アップロードする
  4. 特定のURLを開いて、インストール手続きをする

という流れでした。
手間がかかるので、インストールするだけである程度料金をいただくことになってしまいます。

ワンクリックでインストール機能がついていないサーバは、設備投資をなかなかできない中小のサーバに多いです。中小サーバのレンタル費用は大手に比べて高く、サーバのスペック(機能)は劣っていることが多いので、そういったサーバをお使いのお客様には、リニューアルを機にサーバの移転をお勧めしています。

ちなみに、大手のサーバのレンタル金額は月額100円~2000円程度、中小サーバの場合は 月額3000円~数万円というところが多いです。

しかし、中小のサーバ、悪いところばかりではありません。
電話で質問ができたり、担当者がついたりして、サポート面が手厚いことが多いです。
大手は基本的にサポートはメールかチャットのみです。

3.今のHPのある環境に、2つ目のWordPressをインストールすることができるか?

→できる場合

新サイト用のWordPressを既存サイトのWordPressと同じサーバ内にインストールし、HPが完成後、新サイトがメインとなるように設定を切り替えます。このやり方で出来るのが一番スムーズなので、制作する側としては助かります。

→できない場合

使っているサーバと同じサーバを短期間だけレンタルし、そこにWordPressの新サイトを作って完成後、本番環境に移行します。
構築用サーバを既存のサーバと同じにすることで、移行時のトラブルを軽減できます。(無くせるわけではないですが・・・)

WordPressでHPを作る際の注意点

WordPressは、記事のアップやページの追加は簡単ですが、プラグインやWordPress自体、PHPのアップデートなど、大き目のアップデートをするのはちょっと大変です。というか、たまにエラーが起こるので、その際の対応が難しいです。

しかし、バックアップをとってあれば、慌てず騒がず、それを使って、アップデート実行前に戻せばOK。
逆に、バックアップがないと困ったことになりますので、なにか大き目のアクションをとる場合はバックアップをとっていただくことをお勧めします。

私も、先日サーバのPHPのバージョンをアップしたら、サイトがエラー状態になってしまい管理画面もHPも表示されず、大変焦りました。(なんとか復旧できました。)

バックアップには、こちらのプラグインがおススメです。

All-in-One WP Migration

よくわからない場合は、専門の人にお任せいただくのがベターです。
お近くのHP制作をできる方にご相談してみてくださいね。

メールマガジン

週に1回、火曜日にメールマガジンを発行しています。
この記事のような、中小企業の経営者にお役に立つような情報をお送りしていますので、ぜひご登録ください。(無料)

メールマガジンの詳細・ご登録はこちら

著者写真

この記事を書いた人:野田亜友弓

株式会社アイプレスの代表取締役。 2005年、大学在学中に起業し、WEBマーケティング支援、ホームページ制作・更新・管理、WEB広告運用代行などを行い、現在19期目。

中小企業診断士(2021年登録)/上級ウエブ解析士

野田亜友弓のプロフィールはこちら