スマホでホームページを見るときって、隙間時間にパパっと調べものするという目的が多いですよね。
パソコンでホームページを見るときよりも、少しせっかちになりがちではないでしょうか。
Googleの調査でこんな結果が出ています(2016年3月)
スマホページが表示されるのに3秒以上かかると、見ている人の53パーセントは、ページを見るのを止めて、ブラウザを閉じてしまう。
そして、2018年の夏にGoogleはある変更をしました。
Speed Update(スピードアップデート)
スマホでの検索結果について、スマホページの読み込み速度を、検索順位を決める要素の1つにする。
というものです。
スピードアップデートという名前がついてるので、少しでも表示スピードが遅いホームページは、順位が落ちるのでは?と心配になりますね。
しかし、Googleは、
「スピードアップデートはユーザーに本当に遅い体験を提供しているようなページについてのみ影響し、ごくわずかな割合のクエリにしか影響しません」
と発表しています。
さらに、こんなことも言っています。
「検索意図は依然として非常に強いシグナルですので、魅力的で検索クエリと関連性の高いコンテンツは、ページの読み込み速度が遅くても、高い順位に掲載される場合もあります。」
まとめると、
・一部の表示速度がすごく遅いページは、検索順位が悪くなる可能性がある
・そのページの内容が検索した人にとって、とても魅力的であれば、スピードが遅くても高い順位に掲載される場合もある
という事です。
つまり「表示速度が早ければ早いほど検索順位が良くなる」というわけではありません。
めちゃくちゃ遅ページにだけ影響します。
スピードよりも、「ユーザの検索した意図に沿った役に立つページかどうか」という事のほうが大事だということです。
「ライバルのホームページと、同じくらい魅力的なページである場合、スピードの速い遅いが検索順位に関わってくる」というイメージですね。
では、スピードは「ほどほど」でいいの?
検索順位対策だけを考えると、表示スピードが早いことの重要性は、今のところそれほど大きなものではありません。
ただし、前述したように以下のデータがあります。
——————————
スマホページが表示されるのに3秒以上かかると、
見ている人の53パーセントは、
ページを見るのを止めてブラウザを閉じてしまう。
——————————
このようにたくさんの情報があふれている現代では、ページの表示スピードが遅いことは、思った以上に閲覧者にストレスを与えています。
今後ホームページを制作orリニューアルする際は、表示スピードにも着目していただくことをおすすめします。
以下に、具体的にどんなことをするといいのかをご紹介します。
画像の重さを圧縮
ホームページで使っている画像の重さを、今よりも軽くすることで読み込み速度が改善できます。
※画像の重さは、HPのデザインを変えずに軽くできます。
ページを構成する要素を減らす
デザイン上で、画像をつかわなくても表現できるものは、画像を使わないでCSSを使うようにします。
応答の早いレンタルサーバを使う
新規でサーバを契約する場合はこの点を意識するとよいです。
他にも、いろいろ方法はあるのですがちょっとややこしいので、まずはこのあたりに気を付けていただくことをお勧めします。
メールマガジン
週に1回、火曜日にメールマガジンを発行しています。
このページでは、過去にメルマガでお送りした記事の一部を公開しています。