先日、あるお客様のリスティング広告の運用を引き継ぎました。
誰でも名前を知っているような結構大きい会社が運用を代行していたのですが、ご縁があり、私が引き継ぐことになりました。
大変ありがたいことなのですが、引継ぎ後すぐに、前の会社の運用に致命的なミスを見つけてしまいました。
大きな会社でもこんな感じなら、もしかしたらよくあることなのかもしれません。
情報提供という意味で、今回はリスティング広告の運用の際に絶対にしてほしいことについて書きますね。
リスティング広告とは?
リスティング広告というのは、GoogleやYahooで検索したときに、検索結果に出てくる広告のことです。
例えば、「名古屋 税理士」と検索すると、会計事務所のHPや、会計事務所を紹介する比較サイト、経理代行会社などが広告として表示されます。
「名古屋 税理士」検索するという事は、「名古屋 税理士」を探している可能性が高いですよね。
このキーワードを検索した人にだけ、広告を使って目立つ位置に自社HPを表示させれば、効率よく見込み客をゲットできるわけです。
リスティング広告とよく対比されるSEO対策との違いに「費用」があります。
リスティング広告は表示させるだけなら無料なのですが、広告が1回クリックされるごとにお金がかかります。
1回のクリックで数十円から数千円。
値段の違いは、キーワードの人気度によります。
ちなみに「名古屋 税理士」というキーワードは、1クリック1000~2000円です。
リスティング広告の運用で大切なこと
リスティング広告は、以下の3つの設定をすればすぐに開始できます。
- どんなキーワードで広告を表示させるか
- 広告の文章はどんなものにするのか
- 予算はいくらにするのか
最初のキーワードや広告文の設定は、ぶっちゃけて言うと当てずっぽうです。
「見込み客は、きっとこんな言葉を検索するだろう」と想像して、キーワードや広告を組み立てていくのです。
そのため、広告出稿後が本番と言っても過言ではありません。
出稿した広告が、売り上げなどの成果にどのくらいつながっているのかを計測し、改善していくことが大切です。
引継ぎ前の運用会社の致命的なミスとは
私が運用を引き継いだリスティング広告の設定は、基本的な部分は間違っていませんでした。
しかし、1点、致命的に良くない部分がありました。
それは、
「広告の成果を計測していなかったこと。」
広告に求める成果は会社によって様々ですが、例えばこんなものが考えられます。
- 問い合わせフォームからの送信
- 電話による問い合わせ
- ショップサイトでの購入
- 特定のページの閲覧
などなど。
リスティング広告の場合、ちゃんと設定するとこれらの成果を計測できるのです。
広告をクリックした人のうち何人がこういった行動をしてくれたかがわかると、「この広告は効果的だ」などが判断できますよね。
逆に、これらの成果がわからないと、広告の運用についても当てずっぽうになります。
キーワードを追加したり広告文を変更したりしても改善できているのか、悪くなっているのかがさっぱりわかりません。
お金を垂れ流しているようなものですね。
広告費を無駄にしないためにも、広告の成果の設定は非常に大事なんですよ。
まずは何をすべき?
広告の成果のことを、専門用語で「コンバージョン」と言います。
もしリスティング広告を利用していましたら、運用をしている人に
「うちの広告って、コンバージョンは計測してる?」
と尋ねてみてください。
もし計測していなかったら、早めにコンバージョン計測を開始してくださいね。
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