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中小企業・士業・医療機関向けのホームページ制作

社長さんに知ってほしい、売上げにつながるIT活用I-press Blog

ホームページ改善の前にすべきこと「売上を作る仕組みづくり」

最近、あるクライアント(以下、Aさん)のビジネスについて、かなり入り込んでお仕事をさせてもらっています。

既に他社さんでホームページは作成済みなのですが、その改善と運用についてご相談をいただきました。

じっくりお話をお聞きした結果、Aさんの場合は、HPの改善に力を入れるよりも、現実世界での活動を改善するほうが、より売上に結び付きそうだと感じました。

見込み客の垂れ流しはもったいない!

そのAさんは定期的に商品の説明会をしていて、毎回数名の参加者がいます。
しかし、商品を買わなかった参加者については、定期的なフォローはしていないようです。

これはもったいない。

わざわざセミナー会場まで足を運んでくれた人たちです。
多少なりとも興味はあるはず。

メールアドレスを取得してメルマガを配信するなり、LINE@のお友達になってもらうなり、見込み客とのつながりを途切れさせないような、次につながる仕組みを作らなくては!

という事で、まずはセミナーの際に参加者に書いてもらうアンケート用紙の項目を作り直しました。

アンケートの目的は

・メールアドレスの入手
・お客様の声として使えるメッセージの入手
・集客方法の改善に使えるデータの入手

の3点に絞りました。

第一の目的はメールアドレスの入手です。
アンケートをとる際に、メールアドレスを記入するメリットを口頭でも伝えていただくようにお願いしました。
アンケート用紙の色も工夫したり、簡単に出来るところから少しずつ改善していきます。

一本釣り作戦

Aさんは、2種類の客層に向けて商品を売っています。

ある客層については、一本釣り作戦をご提案しました。
見込み客が集まる場所に代表に自ら足を運んでもらい、ご本人の魅力で顧客を一本釣り。
人間関係をベースに仕事をしていただければ、Aさんのビジネスの場合、その後の展開もしやすくなります。

Aさんの業界は、競争が激しい業界です。
ホームページで発信しただけでは、よっぽど大きな差別化要因が無い限り、価格の安さで比較されてしまいます。Aさんは素晴らしい経験と肩書をお持ちですので、上手にきっかけを作れば、きっと興味を持つ人がいるはず。

そこまで大きな売上は望んでいらっしゃらない
とのことでしたので、絆の強いお客様とガッチリ商売をしたほうがいいだろうと考えました。

他にもいろいろと作戦を考えています。
コンサルティングフィーはいただいていますが、ツールの制作費などはお金がかからないように工夫して、スピーディーに進めていきたいと思います。

ホームページは売上を作る仕組みの一部分

ホームページは「集客・販売」というカテゴリの中では、ほんの一部分でしかありません。
「集客・販売」も「会社の活動」という大きなくくりの中では、ほんの一部分です(大事なところですが)。

私は、ホームページの制作だけなく、お客様の商品自体やターゲット設定、売上を作る仕組み全体についても相談に乗らせていただくことがあります。
制作だけをする場合でも、お客様のビジネスの全体の流れを把握し、「それならこんなホームページが良さそう」というものを提案します。
そうしないと、なかなか良いものがつくれないんですよね。

ホームページは、「公開したら売れる」という時代は過ぎました。
(10年前は、公開したら売れてました。懐かしいな~。)

今の時代は、自社のビジネスをよく理解して、「その中でホームページをどう動かしたらよい結果が出るのか」といった視点で作成していただくと良いと思います。

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この記事を書いた人:野田亜友弓

株式会社アイプレスの代表取締役。 2005年、大学在学中に起業し、WEBマーケティング支援、ホームページ制作・更新・管理、WEB広告運用代行などを行い、現在19期目。

中小企業診断士(2021年登録)/上級ウエブ解析士

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