【2018年3月28日追記】モバイルファーストインデックスは2018年3月27日に開始されました。
【2018年2月28日追記】Googleは2018年2月22日に、「今から1か月~1カ月半の間に多くのサイトをモバイルファーストインデックスに移行する」と発表しました。
弊社では、何十件ものウェブサイトのアクセス解析を管理しています。
アクセス解析の結果に、最近、共通の特徴があるので、ご紹介します。
1. B to C(個人向け)のビジネスをしているお客様のウェブサイトは、アクセスの60パーセント以上がスマホからのアクセスです。80パーセントがスマホからのアクセスというところもあります。
2. B to B(企業向け)のビジネスのウェブサイトは、まだスマホからのアクセスは30パーセント前後ですが、一年前と比べると10パーセントほどスマホの割合が増えています。
3. B to C、B to Bに関わらず、スマホ最適化(スマホで見やすく)してない場合は、パソコンで見た人の方が、滞在時間が長い傾向があります。
しかし、スマホ最適化されている場合は、スマホで見た人の方が滞在時間が長く、閲覧ページ数も多い傾向があります。
この結果からは、B to Cのビジネスをしている会社は、ホームページをスマホ最適化したほうが、絶対にいいということがわかります。
B to C のビジネスをしている会社も、スマホ最適化して損はないです。
上記のような、「閲覧者の見やすさ」のためにスマホ最適化するということ以外に、検索エンジン対策(SEO)の面からも、スマホサイトの整備が不可欠になりそうなニュースがあります。
2016年11月に、Googleから衝撃の発表がありました。
Googleの公式ページによると、「スマホサイトのコンテンツ評価をもとに、検索結果の順位を決める」という方向で、実験を進めているとのことです。
Google ではモバイル ファーストのインデックス登録に向けた実験を開始しています。Google 検索のインデックスは、サイトやアプリについての単一のインデックスとして存続しますが、将来的に Google のアルゴリズムはモバイル版のコンテンツを主に使用するようになります。
今は、Googleの検索結果は、パソコンサイトの内容をもとに決まっています。(YAHOOも、Googleの検索エンジンシステムを使っているので同様です。)
現在は、スマホ最適化されている場合は、パソコンサイトの評価を基準にして、そこにプラスの評価を加えて、スマホでの検索結果の順位に反映されています。
それが、近い将来、スマホサイトの方が評価の対象になるようです。
参考 Googleウェブマスター向け公式ブログモバイルファーストインデックスに向けて
では、私たちはどのような対策をとればいいのでしょうか?
●レスポンシブサイト
レスポンシブサイトとは、1つのソース(文章や写真が載っているHTMLというプログラムのようなもの)を、閲覧者が使っているデバイスの種類(パソコンなのか、スマホなのか、タブレットなのか)を判断基準に見栄えだけ、変化させるサイトです。
このようなレスポンシブのサイトは、特に何もする必要は問題ないようです。
●スマホサイトはパソコン用サイトの抜粋版でしかなく、パソコンサイトに比べページ数やページの内容が少ないサイト
今後、抜粋版で内容が少ないスマホ版サイトが順位の決め手になってしまいます。早めにスマホサイトもパソコンサイトと同じくらい、内容を充実させる必要があります。
●パソコン版サイトしかない場合
パソコン版のサイトしか存在しない場合は、引き続きパソコン版のみ評価対象となるそうです。
中途半端にスマホサイトを作るよりは、まだ何も作らないほうがいいみたいですね。
デスクトップ版のサイトしか存在しない場合、Google は引き続きデスクトップ版のサイトをインデックスします。モバイルユーザーエージェントを使用してアクセスする際も問題ありません。
デスクトップ ユーザーにとって使いやすいサイトは、壊れたり不完全なモバイルサイトよりも、モバイルユーザーにとって好ましい場合があります。モバイルサイトを作成する際は、サイトが完成し準備が整ってから公開することをおすすめします
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