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GoogleやYahooで上位表示できているページの特徴は?

検索結果私はアクセス解析ソフト「Googleアナリティクス」を使い、お客様のホームページの動向をチェックしています。

現在、100個近いホームページのデータを常に見ることがでます。
数百万件の検索結果のうち1位をとれているページ、数万件なのに順位がいまいちのページ、いろいろあります。

その中で、競争率が高いキーワードなのに上位表示できているホームページには、ある1つの特徴があることに気づきました。

なんだと思いますか?

直帰率?
離脱率?
回遊率?
サイト内のページ数?
ドメインの古さ?

 
正解は、

「平均ページ滞在時間が長いこと」

一昔前は、サイトのボリューム(=ページ数)が大事だという考えがあり、500文字でいいから記事をたくさん作って、サイトの規模を大きくしよう!という感じでした。

今は、ページ数とページの質、どちらかを選ぶとしたらページの質です。
サイト内のページ数は少なくていいから、ちゃんと計画して質の高いページを作る必要があります。

例えば、お花屋さんが、「バラ 育て方」などのバラの育て方関連のキーワードで、上位表示させたいと思ったとします。

・バラは育てやすい花なの?
・バラの肥料は?
・バラにはどんな種類があるの?
・バラを育てやすい場所は?
・バラの水やりのタイミングは?
・バラ栽培で気を付ける病気や害虫は?

などなど、上記の各テーマで1ページずつ作るというのが、昔のやり方です。
この結果、「バラの育て方」というテーマで6ページできますね。

サイトのページ数が増えたし、これで上位表示できるぞ!
と思うかもしれません。

しかし、今はこれではあまり良い結果にはつながりません。

Googleの考え方は簡単に言うと、「ユーザーに役立つ情報を上位表示させる」です。

上記のタイトルで500文字ずつ1ページ×6を作るだけでは、他にもっと詳しく解説している、1つの質の高いページには勝てません。
したがって、そのページよりも上位には来ません。

ユーザーに役立つ情報を掲載したページとは?

では、どうすれば、よりユーザーに役に立つ情報になるのでしょうか?
それは、上記のテーマをすべて1ページにまとめて書くことです。

ドラゴンボールの孫悟空が、小さなエネルギーを少しずつ集めて、巨大な元気玉をつくるように、短い記事のページを集めて、「バラの育て方」にとっても詳しくて役に立つページを作るとよいです。

その際には、上位に来ている他社のページを確認して、それよりも自信をもって役に立つと思うページになるようにがんばります。

サイト内のページ数が多ければ多いほどいいのでは?

「そうなると、サイトの規模(ページ数)は小さくなるから、大手に勝てないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

私も以前はそう思っていたのですが、サイトの規模は関係なさそうな結果が出ています。

私が運営をお手伝いしている あるホームページは、たった5ページしかありません。
それなのに、数百万件の検索結果が出てくるキーワードで、複数1位~3位をとれています。
その結果、月に10万ページビューを超えています。
運営開始からまだ半年も経っていないのにです。

そのほかにも、20ページ以下で
月に60万ページビューを超えているホームページもあります。

役に立つ情報が載ったページ=平均滞在時間が長くなる

最近SEOを意識して作成したホームページは、お客様のご協力がいただければ、とても長いオリジナリティーあふれる原稿をご用意いただいています。(こういった記事が書けるお客様がそもそもスゴイですが。)

全部が全部成功するとは限りませんが、結果的に成功して検索結果の上位に表示されるページは、平均ページ滞在時間が長いです。

内容に独自性があり、役に立つというのは前提ですが、1つのページに大量の情報があるというのは、やはり読者には読みごたえがありますから、じっくり読んでくれるんですよね。
そうなると、ページの滞在時間は自然に増えます。

上でご紹介したサイトのページの平均滞在時間は、4分を超えています。
一般的なページ滞在時間は1分前後ですから、とても優秀な数字なんですよ。

文字数が多いページって、ちゃんと読まれるの?

「1ページに文字がたくさんあっても読まないのでは?」という声もよく聞きます。

確かに、トップページから移動したページに大量の文章があったら、ちょっと引いてしまうかもしれません。

しかし、自分が検索して見つけたページだったらいかがですか?
自分が知りたいと思ったキーワードで検索して、Google上位に出てきたページを開きました。

そのページは、短くまとまっていてほしいですか?
普通は、自分の知りたいことが全部解決するくらいの情報量があってほしいと思うでしょう。
さらに、それに関連する自分が気づかなかったような新たな気付きがあったら最高ですよね。

だから、1ページに大量に文章があってもいいんです。
自分に役に立つ情報なら、知りたい人はちゃんと読みます。

トップページから移動した先が長いページだと、ちょっと引くと書きました。

これは、トップページに大量にアクセスを集めて、それぞれトップページから移動させるという方式だと、ネックになるところですね。

ただ、最初にトップページにアクセスする人は、たいてい会社名で検索する人なので、そもそもその会社のことに興味がある人です。
なので、下層ページの文字の多さは気にしなくてもいいと思います。

1ページ1ページをちゃんと目的をもって作る

今は、「サイト単位」ではなく、「ページ単位」でSEOをすべきです。

サイト単位というのは、トップページのSEOをメインにするというイメージです。
しかし、トップページには様々な情報が入っていますから、そもそも特定のキーワードでのSEO対策が難しいです。

サイト単位でSEOをして、トップぺージを上位表示させるよりも、各ページをそれぞれ別のキーワードで上位表示させるほうが簡単です。
「このページは、どんなキーワードで上位表示させたいか、そのためにはどういった記事を書くとよいか」、逆算して考えるといいですよ。

いい記事を書けば、ちゃんと読んでもらえます。
ちゃんと読んでもらえれば、「平均ぺージ滞在時間」は長くなります。

そういったページは閲覧者の役に立っているページだと、ちゃんとGoogleは評価してくれますから、さらに上位に表示させてくれます。

 
今回は、つい熱くなってしまいました。
SEOのことになると、どうもタイピングする手が進みます。

「ユーザーの滞在時間を伸ばすにはどんな記事を書けばいいか」という視点で、ぜひあなたのホームぺージを見直してみてくださいね。

 

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この記事を書いた人:野田亜友弓

株式会社アイプレスの代表取締役。 2005年、大学在学中に起業し、WEBマーケティング支援、ホームページ制作・更新・管理、WEB広告運用代行などを行い、現在19期目。

中小企業診断士(2021年登録)/上級ウエブ解析士

野田亜友弓のプロフィールはこちら